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『DocBaseに投稿することがかっこいい』という風土を作りました株式会社インフラトップ様

『DocBaseに投稿することがかっこいい』という風土を作りました
  • DocBaseメンバー数 130人
  • お話を伺った人 福島 大生さん

インフラトップ様の事業内容について教えてください。

弊社は大学生や社会人向けのテックスクールを主催しています。主に1ヶ月の短期で学べるWebCampと、6ヶ月の中期で学べるWebスクの2種類のコースを展開しています。1ヶ月のコースはコースの拡張を進めていまして、主婦専用のママコースを展開していたり、コラボキャンプという形で株式会社ドリコムさんのオフィスで講義を行っています。確約するわけではないのですが、優秀な人には内定パスを渡したりと、スクールから採用に直結することもあります。お客さまからすればプログラミングが1ヶ月学べて、さらに企業の人事の方と知りあえたり頑張っていればお声がけいただいたり、インターンする機会がもらえたりということがあります。

また、最近は法人研修のお問い合わせなども多く、企業様あたりに個別にカスタマイズしたカリキュラムで研修を行うケースも急増しています。1ヶ月のものから、中期に渡る研修まで企業様ごとの要望を実現する形で実施しています。

当スクールの特長としては、継続率がすごく高いことですね。これは業界的に皮肉なんですが、スクールに行っても7割ぐらいの人がカリキュラムの最後まで終わらないんです。我々の場合は約8割の人がしっかりゴールまで到達できるということが特長としてございます。

それを支えているポイントというのが、ひとつは学習の形式になります。これは反転授業という形式を採用していまして、実際の講義はグループワークになるんです。いわゆる先生が教えて勉強して、というインプットの作業は自宅でやってきていただくんです。講義で実際に他の生徒さんと顔を合わせる機会はほぼグループワークやディスカッションになるんです。なので、学習を進めていくのが1人じゃないんです。「グループに迷惑をかけられない」「あの人には負けられない」というモチベーションが保てるというのがあります。

もうひとつは「WALS」というオリジナルの学習システムを使っていまして、「学習のモチベーション」というのを科学したツールになっています。自宅で自学習ができて、自分のログイン時間を記録して「いつやるのがいいのか」など学習傾向を出してくれるシステムになっています。動画があったりテキストもあったり、エディタも出るようになっています。

もうひとつはキャリアサポートという形で、受講後にインターンや就職の紹介をずっとやっていってくれるということ、さらにコーチングという形でサポートをしています。我々の場合、進捗が遅れると担当の講師から電話がかかってきたりします(!)我々のテックスクールが提供できる価値とは「強制的に学習してもらう」(学習時間の確保と学習にあたってのサポート)ということに尽きるんですよね。

DocBaseを導入した理由を教えてください。

とりあえず入れる。とりあえず見てもらう。

もともとオフィスが同じビルの2階と6階に離れている状態だったんです。技術者だと2階、マーケティングだと6階にいて、しかもスタートアップなのでなかなかミーティングする時間も場所もとれなかったんです。人数が少ないころは口頭などですんでいたのが、この1年で5倍6倍にメンバーが増えて、スムーズに情報共有できないという問題が出ました。「これはもっと短縮すべきだ」という思想から情報共有サービス導入することになり、はじめはDocBaseではない別の情報共有サービスを使っていたんです。そのあとDocBaseの提案を受けて、デザインもかっこいいし使ってみようということになったんです。

以前に使っていたツールと比べると、DocBaseは(UI)デザインに力を入れているので、すごく使いやすいです。またグループできちんとカテゴライズされているので後から人が入ったときに今までの経緯を辿るときに非常に役立っています。

我々、人数は多いんですけど、インターンとかフルコミットじゃないメンバーも多い状況なんです。毎日来てくれていればコストを割いて情報共有する価値はあるんですが、インターンだと悩ましいところなんです。DocBaseの場合はそこを気にせずに「とりあえず入れる。とりあえず見てもらう」ということができるので、その柔軟さは非常に魅力的ですね。

DocBaseをどのように利用されているか教えてください。

なかなか代表に会う機会のないメンバーでも、「代表が何を考えているのか」がDocBaseでわかるようになりました

メンバーは約40人です。下は18から上は40まで、いろんな人がいます。

グループは部ごとに作って使っています。ですがけっこうなんでも「全員」に投げていますね。弊社代表もDocBaseの「全員」に投稿しているのですが、これがないと全員が意思決定できる人の考えに触れる機会がないんですよね。若い組織なので手探りで作っていかないといけないのですが、全社で集まる機会というのもなかなかない。「代表が何を考えているのか」というのが全員にわかるので、皆からすると貴重な声だと聞きますね。

組織への導入時に工夫したことや効果的な使い方があれば教えてください。

「DocBaseに投稿することがかっこいい」という風土を作りました

最初はやはり投稿されないという問題がありました。書く人が決まってしまって、書かない人は書かない。そこで、1ヶ月あたりDocBaseで投稿したものがどれだけあるかというのが評価に繋がるようにしてしまったんですね。そして「DocBaseに投稿することがかっこいい」というふうな風土にしてしまうのが1番早かったですね。じゃないと誰もなかなか上げなくて。

なぜ「DocBaseに書くことがかっこいい」という風土ができたのかというと、そもそも最初は経営陣(GM)に評価制度を取り入れて、とにかくたくさん書くようにしていたら、だんだん「どうやったら美しく見えるか」の知見がたまってきたんですよね。Markdownとか最初はなかなかかっこよく書けないと思うんですけど、GMがそのスキルを身につけたことによってメモがかっこよく見えるようになりました。こういったところでそれまで投稿しなかったメンバーを惹きつけることができたかなと思います。

GM陣としてもたくさん書いてもらいたいということを強く思っているんです。たくさん書くことによってロジカルシンキングを鍛えられるし、文章を書くって非常に重要なことだと考えていて、自分のためにも、自分の頭の中のものをアウトプットして整理・共有することが大事だという教育をしたことによって、メモを書く風土ができました。

弊社代表も投稿しているのですが、長々しいものから「一言!」みたいなものもあって、そこで敷居を下げる工夫をしていました。情報共有の重要さをまず経営陣が理解し、実践し、引き継いでいく。さらに半ば強制的に評価制度に取り入れることでDocBaseを広めました。

DocBaseを導入することで組織に起きた変化があれば教えてください。

定例ミーティングの時間が短くなり、他の部署が何をしているかわかるようになりました

別のツールのときは最低限必要なことを書くというかんじでしたが、DocBaseはシリアスな長文も短くコミカルなことも書くようになりました。あとコメントがついたらダッシュボードの上に上がってくるので「議論が活発になっている」ということがわかるようになりました。

DocBaseを導入してからよくなったことのひとつとして、定例ミーティングが短縮されたということがあります。以前は週に1回、GM陣の定例ミーティングを行っていたんですけど、ディスカッションが活発だったのでいつも2時間ぐらいかかっていたんですよね。ですが今は皆常にDocBaseに共有しているので、何をしているかや1週間のフローもだいたいわかっている。どういう思想とプロセスで施策を行っているかもわかる。会議の前にメモをすべて記入してそれを読み込んでから打ち合わせをするようになったので、定例の時間は半分くらいになりました。

こちらは定量的にご説明できないのですが、他の部署のことがかなり見えるようになったと思いますね。細かい情報まで上げてくれるので、他の部署が何をしていてどんなところに重点的に取り組んでいるのかというのを常に可視化できる。そして「今、みんなが何を思っていて何をしなきゃいけないのか」という認識が、人数が増えてくるとどうしてもずれてくるんですが、それが起こりにくくなっているというのがあります。

新人の教育コストが本当に下がりました

僕個人の実感としては新人が入ってきたときの教育コストが、本当に下がりますね。ここは……本当に下がりますね。我々はスタートアップなので急拡大する。急拡大するということは毎月新しいメンバーが入ってくるということなんですよね。「いままでこの1年こうやってきて……」というのをいちいち説明するのは、正直に言ってコストがかかります。マーケティングだけでだいたい100個ぐらいメモがあるんですけど、新人が入ったときにこれを全部読ませるんですよ。本当に全部。そうするといままで僕の考えていたことがDocBaseのメモを読んでもらうだけで全部伝わるので、それはすごく実感していますね。

組織やチームを成長させるためのカイゼン活動があれば教えてください。

勉強会を開催したり、専門的なチームを作って開催したり、本の購入補助をつけていたりしますね。こちらはマーケティングでやっていることなんですけど、日報で何に何時間書けたかをすごく細かくとっていて、それを一週間ごとに何に何%使ってるのかを見て、翌週にはこの時間を何%下げてこっちに何%割くようにしよう、というふうにフィードバックを返しています。1日の短い時間で総合的に何にどれくらい時間を割いているかわからなくなるので、業務効率を定量的に測る取り組みはしていますね。あとはありきたりなんですけど、全員集まって実施するミーティングが1番効果がありますね。そこが1番組織に対する熱量が上がるので。

この事例のポイント!

DocBaseへの投稿を評価制度に組み込み、投稿を促進させた。

掲載日:2018年07月04日

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