【2026年】AI機能で選ぶ社内wikiおすすめ6選|AI検索・MCP・利用統制・料金を比較
最終更新日:2026年10月8日
社内wikiを選ぶとき、「AI機能があるかどうか」はもう判断材料になりません。主要なツールのほとんどが、2026年までに何らかのAI機能を搭載したためです。差が出るのは、どのAI機能が、どのプランで、どこまで管理者の制御下で使えるのかという中身の部分です。
この記事では、AI機能を選定条件に入れたい情シス・DX推進・部門長の方に向けて、主要な社内wiki・ナレッジ共有ツール6つのAI機能を、6つの軸で比較します。読み終えると、次のことがわかります。
- 社内wikiのAI機能を比べるときに確認すべき6つの軸
- DocBase・NotePM・Notion・Confluence・Kibela・QastのAI機能の違い(2026年10月8日時点の公開情報)
- 自社の課題から、どのツールを優先して試すべきか
- AI機能を決め手に選んで失敗する典型パターンと、その避け方
なお、AI機能に限らず社内wiki全般を比較したい方は、社内wikiとは?導入で失敗しないおすすめツール10選と選び方のコツをあわせてご覧ください。
目次
結論:AI機能で社内wikiを選ぶなら「料金・統制・外部AI連携」の3点を先に見る
AI機能で社内wikiを選ぶときは、AI検索の有無よりも先に、AI機能の料金体系、AIに読ませる範囲を管理者が決められるか(利用統制)、ChatGPTやClaudeなどの外部AIから参照できるか(MCP対応)の3点を確認することをおすすめします。AI検索は主要ツールでほぼ出そろいましたが、この3点はツールごとの差が大きく、導入後に変更しにくいためです。
目的別に、最初に試すツールの目安を示します。
| 重視したいこと | まず試したいツール | 理由 |
|---|---|---|
| AI機能を追加費用なしで全社に広げたい | NotePM/DocBase | NotePMはAI機能を全プランで追加料金なしで提供。DocBaseは要約・タグ生成・MCPを追加費用なしで提供(AIアシスタントと意味検索は現在無料ベータ) |
| AIに読ませる範囲を細かく管理したい | DocBase/Confluence | DocBaseは文書単位の除外が標準機能(グループ単位はセキュリティパック)。Confluenceはアプリ単位のAI制御やMCPの接続許可リストを備える |
| 社内で契約済みのChatGPT・Claudeから社内情報を引きたい | DocBase/Notion/Confluence/Kibela | いずれもOAuth認証のリモートMCPサーバーを公式に提供(Kibelaはスタンダードプラン以上) |
| Jiraと一体でAIを使いたい | Confluence | Rovoが同じAtlassianのアプリを横断して動作する |
| Q&A形式でAIに回答させたい | Qast | Q&A型のナレッジ蓄積とAI回答を中心に設計されている |
ツールごとの詳細は、後半の比較表と個別解説で確認してください。
社内wikiのAI機能を比べる6つの軸
社内wikiの「AI搭載」は、単一の機能を指す言葉ではありません。比較の前に、何を比べるのかを6つの軸に分けておきます。AI機能の分類そのものについてはAI搭載の社内wikiで何ができるのか|6つの機能カテゴリと自動化されないことで詳しく解説しています。
1. AI要約・タグ生成:書いた文書を整理するAI
文書やコメントの要約、分類用タグの提案、タイトル提案、文章校正など、すでにある文書を読みやすく・探しやすくする機能です。導入のハードルが低く、多くのツールが基本機能として提供しています。
2. AI検索・質問への回答:探す手間を減らすAI
自然文で質問すると、社内の文書を根拠に回答を返す機能です。回答を生成するタイプと、キーワードが一致しなくても意味の近い文書を探すタイプ(意味検索)があります。回答の根拠となった文書へのリンクが表示されるかを必ず確認してください。
3. 外部AI連携(MCP):使い慣れたAIから社内情報を参照する
MCP(Model Context Protocol)は、ChatGPTやClaudeなどのAIアプリと外部サービスをつなぐ標準規格です。社内wikiが公式のMCPサーバーを提供していれば、普段使っているAIアプリから社内文書を検索・参照できます。比較の際は、リモート接続か、認証方式はOAuthか、管理者が接続を管理できるかまで確認すると差が見えます。
4. AIの利用統制:AIに読ませる範囲を決める
AI機能全体のON/OFF、特定の文書やグループをAIの対象から外す設定、AIの利用記録などを指します。人事評価や未公開の経営情報のように、人は読めてもAIには読ませたくない情報がある組織では、稟議で問われやすい項目です。
5. データの学習利用:入力した情報がAIの学習に使われないか
社内wikiに書いた内容が、AIモデルの学習に利用されるかどうかです。利用規約やプライバシーポリシーに明記されているかを確認します。ISO/IEC 27001などのセキュリティ認証は、この問いへの答えにはならない点に注意してください。
6. AI機能の料金:基本料金に含まれるか、追加費用か
AI機能が基本料金に含まれるのか、上位プラン限定か、有料オプションか、利用量に応じた従量課金かを確認します。同じ「AI搭載」でも、全社に展開したときの費用は大きく変わります。
選定基準の考え方をさらに詳しく知りたい方は、生成AI×ナレッジ管理|失敗しない5つの基準も参考にしてください。
AI機能で比較|社内wikiおすすめ6ツールの比較表
6つの軸で、主要な社内wiki・ナレッジ共有ツールを比較しました。各社の公式サイト・ヘルプ・プレスリリースで確認できた内容のみを記載しています(2026年10月8日時点)。
採点基準
- ○:公式情報で、記載の内容を確認できた
- △:ベータ提供中、上位プラン限定、または条件付きでの提供
- ―:公開情報では確認できなかった(提供していないことを意味するわけではありません)
| ツール | ①AI要約・タグ生成 | ②AI検索・質問への回答 | ③外部AI連携(公式MCP) | ④AIの利用統制 | ⑤学習利用 | ⑥AI機能の料金 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| DocBase | ○ メモ要約・コメント要約・タグ自動生成 | △ AIアシスタント・意味検索(無料ベータ) | ○ リモート・OAuth 2.1 | ○ チーム単位ON/OFF・メモ単位の除外(標準)/△ グループ単位はセキュリティパック | ○ 明示の事前同意なく学習に利用しない | 基本AIは追加費用なし。AIプラスは正式提供後に有料アドオン予定(料金未発表) |
| NotePM | ○ 要約・翻訳・校正・タイトル提案 | ○ AI検索(根拠ページを提示) | ○ AIコネクタ(MCP)。接続先AIを管理画面で管理 | △ オーナーによるAI機能の有効化(文書単位の除外は確認できず) | ○ 学習に使用しない | 全プラン標準搭載・追加料金なし |
| Notion | △ 要約・下書き生成(フリー・プラスは体験版) | △ エージェント・エンタープライズサーチ(ビジネス以上) | ○ ホスト型・OAuth | △ ウェブ検索のON/OFF、クレジット上限管理など | ○ デフォルトで学習に使用しない | フル機能はビジネスプラン以上。一部機能はクレジット課金 |
| Confluence | ○ ページ要約など(Rovo) | ○ Rovo検索・チャット(Standard以上) | ○ Rovo MCP Server(リモート・OAuth 2.1) | ○ アプリ単位のAI有効化、MCP接続の許可ドメイン設定 | △ 第三者AIの学習には不使用。自社サービス改善へのデータ提供はプランで既定値が異なる | 有料プランに含まれる。月間クレジット超過分は従量課金 |
| Kibela | △ AIエディタ・記事添削(スタンダード以上) | △ AI検索(スタンダード以上・一部チームでベータ) | △ リモートMCP・OAuth(スタンダード以上) | △ KibelaAIのOFF設定 | △ 学習に利用しない(2024年のKibelaAI公開時の案内) | スタンダードプラン以上で利用可能 |
| Qast | ○ 社内情報のAI集約・会議音声のナレッジ化 | ○ AIによる回答 | ― | ― | ― 公開Webでは確認できず(営業資料には記載あり) | 有料プランで提供(フリープランはAI機能なし)。料金は問い合わせ |
※ 表の内容は各社の公開情報にもとづく整理です。AI機能は更新が頻繁なため、導入判断の前に各社の最新情報を必ずご確認ください。
比較表から読み取れる3つのポイント
1つ目は、AI検索とMCP対応はもう差別化要因ではないことです。 6ツールのうち、AI検索は全ツールが何らかの形で提供しており、公式のMCP連携も5ツールで確認できました。比較の焦点は「あるかどうか」から「どのプランで、どの条件で使えるか」に移っています。
2つ目は、料金体系の差が大きいことです。 NotePMはAI機能を全プランに追加料金なしで搭載しています。一方、NotionとKibelaは上位プランが前提で、Confluenceは月間クレジットを超えると従量課金です。DocBaseは基本AI機能とMCPが追加費用なしで、AIアシスタントと意味検索は正式提供後に有料アドオンになる予定です。
3つ目は、AIの利用統制の粒度が各社で異なることです。 「AI機能を全体でON/OFFできる」ことはほとんどのツールで共通ですが、「特定の文書だけAIに読ませない」「特定の部署の文書を新規作成分も含めて対象外にする」といった細かな制御を公開情報で確認できるツールは限られます。
6ツールのAI機能を詳しく解説
ここからは、ツールごとにAI機能の特徴と注意点を解説します。料金はすべて2026年10月8日時点の公式情報です。
DocBase:AIに読ませる範囲を文書単位で決められる
DocBaseは、株式会社クレイが提供するナレッジ共有ツールです。AI機能は「基本機能」「DocBase AIプラス」「セキュリティパック」の3つの区分で提供されています。
- 基本機能(追加費用なし):メモ要約、コメント要約、タグ自動生成、タグ整理、Slackスレッドの要約保存、公式リモートMCPサーバー(OAuth 2.1準拠)、メモ単位のAI除外
- DocBase AIプラス(2026年10月時点でベータ提供中・無料):AIアシスタント(チームのメモをもとに質問へ回答し、参照元のメモを表示)、意味検索、DocBase AI for Slack(Slackからのメモの検索・質問・作成・更新)
- セキュリティパック(有料オプション):グループ単位のAI利用制限、AI機能の操作履歴
特徴は、AIに読ませない情報を文書単位で指定できる点です。編集画面の「AI」スイッチをオフにすると、そのメモは要約・AIアシスタント・外部AIアプリ連携(MCP)の対象外になります。この設定は全プランで利用できます。ただし、「AI用途」に設定していない通常のアクセストークンによるAPIの通常検索・取得には適用されないため、APIを使う場合はトークンの発行方針もあわせて決めてください。2026年10月のアップデートでは、AIアシスタントにメモの作成・更新を依頼できるようになりました。AIが提示した操作案を利用者が承認したときだけ実行されるため、意図しない書き換えを防げます。
外部AI連携では、Claude、ChatGPT、Cursor、Gemini CLIなどのAIアプリからメモを検索・作成・更新できます(DocBase公式リモートMCPサーバーのヘルプ)。Slackからメモを検索・質問・作成できるDocBase AI for Slackでは、管理者がチャンネルごとに利用するグループと操作範囲を設定します。
AIのデータの扱いも公開されています。DocBase AIはGoogleのVertex AIを利用しており、お客様のコンテンツをAIの学習用データとして利用することはなく、将来学習に利用する場合も事前の明示的な同意なく利用しないとDocBaseのAI機能の提供区分とデータの取り扱いに明記されています。
注意点は3つあります。AIアシスタントと意味検索は正式リリース後に有料アドオンとなる予定で、料金は未発表です(DocBase AIプラス(ベータ)の提供条件)。また、グループ単位のAI利用制限とAI機能の操作履歴はDocBaseのセキュリティパック(有料オプション)の契約が必要です。さらに、マニュアルの下書きを自動生成するような文章生成の専用機能は提供していません。
- 料金:チーム単位の定額制。ベーシック(10人)月額4,950円、レギュラー(30人)月額11,000円、ビジネス100(100人)月額23,100円(いずれも税込)
- こんな組織に向いている:人事・経営情報など、AIに読ませたくない情報が混在している組織。外部AIアプリから社内情報を参照したい組織
NotePM:AI機能を全プランに追加料金なしで搭載
NotePMは、株式会社プロジェクト・モードが提供する社内wikiです。2026年9月にAI機能が正式版となり、全プランに追加料金なしで標準搭載されました(NotePMのプレスリリース)。
AI機能は、AI検索(チャットボット形式で根拠ページを提示。Office文書やPDFの中身も対象)、AIマニュアル作成、ファイルのマニュアル変換、変更履歴メモの自動生成、ページの要約・翻訳、文章校正、タイトル提案の8つです。2026年9月にはMCP連携(AIコネクタ)も追加され、管理画面で接続を許可するAIクライアントを管理できます。入力データは生成AIプラットフォームの学習に使用されないと公表されています。
注意点は、AI機能の利用にオーナーによる有効化と利用規約への同意が必要なことです。また、文書やフォルダ単位でAIの対象から外す設定は、公開情報では確認できませんでした。
- 料金:プラン10(編集10名・閲覧30名)月額5,400円(税抜)から
- こんな組織に向いている:AI機能のコストを抑えて全社展開したい組織。マニュアル作成を効率化したい組織
Notion:AIエージェントを中心に業務全体をカバー
Notionは、ドキュメント・データベース・プロジェクト管理を一つにまとめたワークスペースです。ビジネスプラン以上で、Notionエージェント、AIミーティングノート、エンタープライズサーチ(ベータ)が使えます。公式のMCPサーバーはホスト型で、OAuth認証で接続します。
データの扱いについては、NotionとAIサブプロセッサーはデフォルトでユーザーデータをモデルの学習に使用しないと公表しています。エンタープライズプランでは、LLMプロバイダーのデータ保持をゼロにする設定が標準です。
注意点は、フリー・プラスプランではAI機能が体験版にとどまることです。全社でAIを本格的に使うにはビジネスプラン以上が前提になります。カスタムエージェントなど一部の機能はクレジット制の追加課金です。
- 料金:ビジネスプラン 1メンバーあたり月額20ドル〜(公式サイトの米ドル表示。支払いサイクルにより異なる)
- こんな組織に向いている:ドキュメントだけでなく、タスクやデータベースも含めてAIで扱いたい組織
Confluence:Atlassian製品と横断してAIを使える
Confluenceは、Atlassianが提供するドキュメント共有ツールです。AI機能「Rovo」は、Standard・Premium・Enterpriseの有料クラウドプランに追加購入なしで付与されます(AtlassianのRovo料金ページ)。月間の利用枠(クレジット)はStandardで1ユーザーあたり25、Premiumで70、Enterpriseで150で、超過分は1,000クレジットあたり10ドルの従量課金です(管理者が超過をオフにすることも可能)。
Rovo MCP Serverはクラウドでホストされるリモート型で、OAuth 2.1に対応し、管理者が接続を許可するドメインを設定できます(AtlassianのRovo MCP Serverの公式ガイド)。Jiraなど他のAtlassian製品と横断してAIを使える点が強みです。
注意点は、データの扱いです。Atlassianは、顧客データを第三者のAIプロバイダーの学習に提供しないとしています。一方で、2026年8月17日から、サービス改善を目的としたデータ提供の設定(データコントリビューション)が始まりました。FreeとStandardではページのタイトルや本文などのアプリ内データの提供が既定でオンになっており、管理者がオフにできます(Atlassianのデータコントリビューションの説明)。導入時に設定を確認してください。
- 料金:Standard以上の有料プランでRovoを利用可能
- こんな組織に向いている:開発部門を中心にJiraを使っている組織
Kibela:スタンダード以上でAI検索・リモートMCPを提供
Kibelaは、記事とグループを軸に情報を共有する社内wikiです。スタンダードプラン以上で、AI検索、AIエディタ、リモートMCPサーバー(OAuth認証)を利用できます。AI検索は、2026年5月に一部チームを対象としたベータ版として提供が始まりました。KibelaAIの公開時(2024年)には、入力データをAIモデルの学習に利用しないことと、社内規定に応じてKibelaAIをOFFにできることが案内されていました。現行プランでの扱いは導入前にご確認ください。
注意点は、ライトプランではAI機能を利用できないことです。AIを前提に選ぶ場合は、スタンダードプラン以上の費用で比較してください。
- 料金:スタンダードプラン 1ユーザーあたり月額880円(税込)、最低料金 月額40,000円(税抜)
- こんな組織に向いている:エンジニアを含む中規模以上の組織で、AI検索とMCPを同じプランで使いたい組織
Qast:Q&A形式のナレッジとAI回答に強い
Qastは、any株式会社が提供するナレッジ管理ツールです。Q&A形式での情報蓄積を軸に、生成AIによる回答、散在する社内情報の集約・ナレッジ化、会議音声のナレッジ化(ミーティング to ナレッジ)などのAI機能を提供しています。ISO 27001(ISMS)認証を取得しています。
注意点は、10名以下で使えるフリープランにはAI機能がついていないこと、有料プランの料金が問い合わせ制であることです。外部AI連携(MCP)や学習利用の扱いは、公開情報では確認できませんでした。
- 料金:有料プランは問い合わせ(フリープランはAI機能なし)
- こんな組織に向いている:「誰に聞けばいいかわからない」質問をナレッジとして蓄積したい組織
DocBaseがおすすめ|AIに読ませる範囲を管理者が決められるナレッジ共有ツール
AI機能を選定条件に入れるなら、「AIで何ができるか」と同じくらい「AIに何を読ませないか」を決められることが重要です。DocBaseは、メモ要約・タグ自動生成・公式リモートMCPサーバー・メモ単位のAI除外を追加費用なしの基本機能として提供し、AIアシスタントと意味検索を「DocBase AIプラス」としてベータ提供中です(ベータ期間中は無料)。お客様のコンテンツをAIの学習に利用することはありません。
30日間の無料トライアルがあり、クレジットカードの登録は不要です。自社のメモでAIアシスタントの回答精度を確かめてから判断できます。
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ナレッジ共有ツールDocBaseのAI機能 / DocBaseの料金プラン
目的別|自社に合うAI社内wikiの選び方
自社の課題から、重視すべき軸と確認ポイントを逆引きできるように整理しました。
| 自社の状況 | 重視する軸 | 確認すべきポイント |
|---|---|---|
| 情報はあるのに探し出せない | ②AI検索 | 回答に根拠の文書が表示されるか。添付ファイルの中身も検索対象か |
| 情シスの承認が下りない | ④利用統制・⑤学習利用 | 文書・グループ単位でAIの対象外にできるか。学習利用の扱いが規約に明記されているか |
| ChatGPTやClaudeを全社で契約している | ③外部AI連携 | 公式MCPか。リモート接続・OAuth認証か。管理者が接続を管理できるか |
| 全社展開のコストを抑えたい | ⑥料金 | AI機能が基本料金に含まれるか。上位プラン限定や従量課金ではないか |
| そもそも文書が書かれない | ①AI要約・タグ生成 | 書く負担を減らす機能があるか。ただしAIだけで文書が増えるわけではない |
課題が複数ある場合は、④AIの利用統制と⑤学習利用から確認することをおすすめします。AI検索の精度は導入後に改善できますが、統制の仕組みが足りないと全社展開の段階で稟議が差し戻され、それまでの検証がやり直しになるためです。統制の観点で確認すべき項目は社内wikiのセキュリティチェックリスト8項目にまとめています。
AI機能で社内wikiを選んで失敗する4つのパターン
AI機能を決め手にツールを選んだものの、期待した効果が出ないケースには共通のパターンがあります。
失敗1:AI検索のデモだけで決めてしまう
デモ環境のAI検索は、整理された文書をもとに回答するため精度が高く見えます。しかし実際の社内wikiには、古い手順書や重複した文書が混在しています。AIは文書の新旧を判断しないため、古い情報を現行のルールとして回答することがあります。
対策:無料トライアルで自社の実際の文書を入れ、よく聞かれる質問を10個ほど試してから判断してください。
失敗2:AIの料金を基本料金で比べてしまう
基本料金が安くても、AI機能が上位プラン限定や従量課金であれば、全社展開したときの総額は大きく変わります。ベータ期間中は無料で、正式提供後に有料化される機能もあります。
対策:「AI機能を全社で使う場合の月額」で比較してください。ベータ提供中の機能は、正式提供後の料金が発表済みかどうかも確認します。
失敗3:AIに読ませる範囲を決めないまま全社に開放してしまう
権限上は全員が閲覧できるものの、実際には誰にも見つかっていなかった文書が、AI検索によって表に出てくることがあります。退職者の個人メモや、全体公開のまま放置された古い人事関連の文書などです。
対策:導入前に権限を棚卸しし、人は読めてもAIには読ませたくない文書を洗い出してください。社内のAI統制の進め方は社内AI統制とは?情シス向けの対策と実践ステップで解説しています。
失敗4:外部AI連携を「つなげば終わり」と考えてしまう
MCPで外部AIアプリと接続すると、社員が普段使っているAIから社内文書を参照できるようになります。一方で、接続したAIアプリ側でのデータの扱いや、誰がどのアプリを接続しているかの管理は別の論点です。
対策:接続を許可するAIアプリを決め、管理者が接続状況を把握できるツールを選んでください。外部AI連携のセキュリティ論点はMCPサーバー セキュリティ|情シスのための安全運用ガイドにまとめています。
よくある質問(FAQ)
AI機能が充実した社内wikiのおすすめはどれですか?
重視する点によって変わります。AI機能を追加料金なしで全社に広げたいならNotePMやDocBase、AIに読ませる範囲を文書単位で決めたいならDocBase、Jiraと一体でAIを使いたいならConfluence、タスクやデータベースも含めてAIで扱いたいならNotionが候補になります。AI機能を試せる条件(無料トライアルの有無や対象プラン)はツールごとに異なるため、提供条件を確認したうえで自社の文書で試してから判断することをおすすめします。
社内wikiのAI検索とMCP連携は何が違いますか?
AI検索は社内wikiの画面の中で質問して回答を得る機能で、MCP連携はChatGPTやClaudeなど外部のAIアプリから社内wikiの情報を参照する仕組みです。社内wikiの画面で完結させたいならAI検索、すでに全社で外部AIアプリを契約しているならMCP連携が使いやすい傾向があります。両方を提供するツールも増えています。
社内wikiに書いた内容がAIの学習に使われることはありますか?
ツールによって扱いが異なります。DocBase、NotePM、Notion、Kibelaは、入力データをAIモデルの学習に使用しないと公表しています。Confluenceを提供するAtlassianは第三者AIの学習には使わないとする一方、2026年8月からサービス改善向けのデータ提供設定を導入しており、プランによって既定値が異なります。導入前に利用規約と管理画面の設定を確認してください。
AI機能は追加料金がかかりますか?
ツールとプランによって異なります。NotePMは全プラン追加料金なし、DocBaseは要約・タグ生成・MCPが追加費用なしです。Notionはビジネスプラン以上、Kibelaはスタンダードプラン以上でAI機能が使えます。Confluenceは有料プランに含まれますが、月間の利用枠を超えると従量課金です。ベータ提供中の機能は正式提供後に有料化される場合があるため、提供条件も確認してください。
特定の文書だけをAIに読ませないことはできますか?
できるツールがあります。DocBaseでは、編集画面の「AI」スイッチをオフにすると、そのメモがAI機能と外部AIアプリ連携の対象外になり、全プランで利用できます。グループ単位でAIの対象外にする設定は、DocBaseではセキュリティパック(有料オプション)で提供しています。他のツールでも同様の設定があるかは、各社のヘルプで確認してください。
まとめ:AI機能は「あるか」ではなく「どう使えるか」で選ぶ
社内wikiのAI機能は、2026年に入って主要ツールで出そろいました。比較の焦点は、機能の有無から使い方の条件に移っています。要点を整理します。
- AI機能は「AI要約・タグ生成」「AI検索」「外部AI連携(MCP)」「利用統制」「学習利用」「料金」の6つの軸で比べると、ツールの違いが見えます
- AI検索とMCP対応は多くのツールが提供しており、差が出るのは料金体系と利用統制の粒度です
- AI検索のデモだけで決めず、無料トライアルで自社の文書を使って試すことが失敗を防ぎます
- 課題が複数ある場合は、稟議で問われるAIの利用統制と学習利用から確認すると、後戻りが減ります
AIに読ませる範囲を自社で決められる社内wikiを探しているなら
DocBaseは、メモ要約・タグ自動生成・公式リモートMCPサーバー(OAuth 2.1準拠)・メモ単位のAI除外を基本機能として提供するナレッジ共有ツールです。AIアシスタントと意味検索は「DocBase AIプラス」としてベータ提供中で、プランを問わず無料で試せます(正式リリース後は有料アドオン予定)。グループ単位のAI利用制限とAI機能の操作履歴はセキュリティパック(有料オプション)で追加できます。ISO/IEC 27001(ISMS)認証を取得しており、利用継続率は99%以上です(自社集計)。
30日間の無料トライアルが利用でき、クレジットカードの登録も不要です。
DocBaseの30日間無料トライアルを始める(クレジットカード不要)
DocBaseのセキュリティとAIデータの取り扱い / DocBase導入前のよくある質問 / DocBaseの導入事例
編集ポリシー
本記事はDocBase開発元である株式会社クレイが作成しています。可能な限り客観的な情報提供を心がけていますが、自社製品に関する記事であることをあらかじめご了承ください。
※ 各ツールの機能・料金は2026年10月8日時点の公式サイト・ヘルプ・プレスリリースにもとづきます。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。



