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社内SNSとは?おすすめツール15選と選び方のポイント、失敗しない運用方法

企業成長のためには、情報・ナレッジ共有といった社内でのコミュニケーションが欠かせません。しかし、活発なコミュニケーションや情報共有の場を、どのような方法で設けると良いのかと悩む企業も少なくないでしょう。そこで活躍に期待されるのが「社内SNS」です。

本記事では、社内SNSの概要や注目の背景、メリットやデメリット、ツール比較ポイント、運用成功の秘訣をご紹介します。社内コミュニケーションの方法を検討しているという企業の担当者は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること】

  • 社内SNSは、コミュニケーションの促進や情報共有の効率化などのメリットがある
  • 反面、コスト面の負担や社員のSNS離れのリスクなどデメリットもある
  • ツール比較のポイントは、効果測定の機能、やり取りを確実にする機能、使いやすさ、外部サービスとの連携性、セキュリティ
  • 成功させるためには運用目的の明確化、運用ルールの設定と管理が重要

目次

社内SNSツールとは

社内SNSツールは、企業内でのコミュニケーション促進のために開発された、専用のSNSプラットフォームです。主な目的は、社員間の交流を活発化し、エンゲージメントを向上させることにあります。

グループウェアやビジネスチャットも社内コミュニケーションツールの一種ですが、これらは主に業務連絡や情報共有に重点を置いています。一方で社内SNSは、より自由なコミュニケーションに焦点を当てたツールです。

社内SNSの導入で、部署や階層を超えた全社的な情報共有が可能になります。チームワークの向上や企業内ナレッジの蓄積にも期待できるでしょう。

ただし、広義には一部のビジネスチャットツールも社内SNSの一種とみなされることがあります。企業の目的や規模に応じて、最適なツールの選択が重要です。

社内SNSの導入例が増えている理由

社内SNSの導入例が増加している背景には、近年のビジネス環境の急速な変化があります。その主な理由として、以下の2点が挙げられます。

  • コミュニケーションのスピードアップの必要性
  • 働き方の多様化

これらについての詳細を、順に見ていきましょう。

コミュニケーションのスピードアップの必要性

現代のビジネス環境では、リアルタイムで情報を収集したうえでの迅速な対応が、極めて重要になっています。企業活動において、現場の声をいち早く集め分析することが、競争力の維持・向上につながるためです。

また、部署間の連携や確認事項の迅速な処理など、社内コミュニケーションの迅速化も求められるようになりました。

社内SNSは、上記に挙げたような「コミュニケーションにおけるスピードアップのニーズ」に応える効果的なツールとして注目されています。

働き方の多様化

リモートワークの普及をはじめ、以前と比べて現代では働き方が多様化しました。一方、従来では当たり前であった対面コミュニケーションの機会が減少しています。

社員が同じ場所に集まる機会が少なくなる中、オンラインでのコミュニケーションがその代替手段として重要性を増しているのです。社内SNSは、場所や時間に縛られないコミュニケーションを可能にし、多様な働き方をサポートする有効なツールとして導入の広がりをみせています。

社内SNSを使う目的

社内SNSを使う目的は主に以下の3つがあります。

  • コミュニケーションの活性化
  • 情報・ナレッジの共有
  • 場所にとらわれないコミュニケーション

これらについて、それぞれの目的を詳しく見ていきましょう。

コミュニケーションの活性化

社内SNSの主要な目的の一つは、社内コミュニケーションの活性化です。従来のメールでのやり取りは1対1になりがちで、関係者をCCに入れても当事者意識が薄れがちでした。一方、社内SNSではグループ単位でのコミュニケーションが可能です。

これにより、より多くの社員が会話に参加でき、情報を共有できます。グループ内で気軽に意見交換ができる環境が整うと、社員のエンゲージメントが高まり組織全体の活性化につながります。

情報・ナレッジの共有

社内SNSは、企業内の貴重な情報やナレッジを効果的に共有するプラットフォームとしても機能します。従来は対面での会話やメール・電話など限定的だった情報共有が、社内SNSであれば社内全体で横断的に行えるようになるためです。業務ノウハウや参考資料などにグループ内の全社員がアクセスでき、業務の質の向上につながります。

また、カジュアルな投稿が可能なため、些細な気づきが重要な発見や改善となることに期待できます。新入社員や中途入社の社員も過去の情報にアクセスでき、組織全体の知識レベルの向上といった目的にも効果的です。

場所にとらわれないコミュニケーション

場所にとらわれないコミュニケーションの実現も、社内SNSの目的のひとつです。多様な働き方が一般化する昨今では、オンライン上のやりとりも大切なコミュニケーションの一環となりました。

社内SNSはマルチデバイスに対応しているものも多く、セキュリティを確保しつつどこにいてもコミュニケーションが可能です。物理的な距離があっても、意識的にコミュニケーションを取る手段として社内SNSが活用されることで、企業全体の一体感の維持に期待できます。

社内SNSのメリット

社内SNSの導入には、コミュニケーションの活性化をはじめとして、さまざまなメリットがあります。主なメリットとして挙げられるのは、以下の3つです。

  • 部署を超えたコミュニケーション促進
  • 情報共有の効率化
  • 状況・環境を問わないコミュニケーション

これらについて、詳しく見ていきましょう。

部署を超えたコミュニケーション促進

社内SNSの大きな利点は、部署の垣根を越えたコミュニケーションの促進です。従来のメールや電話では、同じ部署内でのやり取りに限られがちでした。一方で社内SNSでは、全社的な交流が可能になります。

これにより、多様な視点からの新しいアイデアが生まれたり、部署間の連携が強化されたりする可能性が高まるでしょう。また、普段接する機会の少ない社員同士でも共通の話題を見つけやすく、組織全体の一体感や結束力の向上につながります。

情報共有の効率化

社内SNSには、情報共有を大幅に効率化するメリットがあります。メールでの情報共有は、宛先の入力やメーリングリストの作成など、手間と時間がかかりがちです。また、大量のメールの中に重要な情報が埋もれてしまうリスクもあります。

一方、社内SNSでは、グループ全体への情報発信が簡単にできます。特定の人に見てほしい場合は、個人宛にメッセージを送ることも可能です。これにより、必要な情報を必要な人に効率よく届けられ、情報の見落としの減少にも貢献します。

状況・環境を問わないコミュニケーション

状況や環境を問わないコミュニケーションも、社内SNSの重要なメリットとして挙げられます。

多くの社内SNSツールはマルチデバイス対応しているため、オフィス内外を問わず、いつでもどこでもアクセスが可能です。これにより、移動中や外出先からでも簡単に情報のチェックや発信ができます。

急な連絡や情報共有が必要な場合でも即座に対応できるため、業務の効率化やスピードアップにつながります。また、時間や場所の制約を受けにくいため、柔軟な働き方をサポートする重要なツールにもなるでしょう。

社内SNSのデメリット

社内SNSには企業の活性化としてのメリットが多い一方で、以下に挙げるようなデメリットもあります。

  • 導入・教育のコスト
  • SNS疲れのリスク

これら2つのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

導入・教育のコスト

社内SNSの導入には、月々の利用料の支払いなどといったランニングコストがかかる場合がほとんどです。ツール自体の導入コストや月額の運用費用が必要となることが多いうえ、人的リソースの面でもコストがかかります。全社員がツールを効果的に活用できるようにするためには、使用方法のレクチャーや研修が必要となるためです。

企業規模などにより、社内SNSの運用や管理を担当する専門の社員を配置する必要もあるでしょう。その場合は人件費も必要となります。

SNS疲れのリスク

個人的なSNSと同様に、社内SNSにも「SNS疲れ」のリスクが存在します。コミュニケーションの活性化は望ましい効果ですが、それに伴うプレッシャーやストレスも無視できません。

たとえば「常に返信しなければならない」「新しい投稿を見逃してはいけない」といった心理的負担が増大する可能性があります。

過度な心理的負担は、長期的には社員の生産性低下やモチベーション減退につながりかねないでしょう。さらに、プライベートの時間まで仕事のコミュニケーションに巻き込まれ、ライフワークバランスが崩れるリスクもあります。

社内SNSを選ぶ前にしておくべきこと

自社にとって最適な社内SNSを選定するため、以下に挙げる2つのポイントを明確にしておけると良いでしょう。

  • 導入目的の明確化
  • 目的に合う機能の洗い出し

これらについて、詳しく解説します。

導入目的の明確化

社内SNS導入の第一歩として大切なのは、明確な導入目的の設定です。「コミュニケーションの活性化」「情報共有の効率化」といった一般的な目標だけでなく、より具体的で測定可能な目標を設定することが重要です。たとえば「エンゲージメント向上による離職率の改善」「情報共有のスピードアップによるトラブル対応の迅速化」などが挙げられます。

導入目的の明確化は、社内SNS導入後の効果測定が容易になるだけでなく、適切なツール選びの指針にもなります。

可能であれば「社内SNS導入企画書」のようなドキュメントを作成し、目的や背景・達成したい具体的な指標などの洗い出しもおすすめです。チーム全体で目標を共有し、導入後の運用方針も明確にできるでしょう。

目的に合う機能の洗い出し

目的が明確になったら、次は目的達成にとって必要な機能を洗い出します。たとえば、エンゲージメント向上が目的なら、グループ作成機能や「いいね」機能があると良いでしょう。情報共有のスピードアップが目的なら、チャット機能やダイレクトメッセージ・モバイルアプリに対応しているなど、機能の検討が必要になると考えられます。

機能の優先順位付けも重要です。「必須の機能」「あれば便利な機能」「不要な機能」などにカテゴライズすることで、ツール選びの際の判断基準になります。また、無料プランと有料プランで利用可能な機能が異なる場合もあるため、予算と照らし合わせながら検討することが大切です。

社内SNSツールを比較するときのポイント

自社に適した社内SNSツールを導入するためには、以下に挙げる5つの比較ポイントを考慮したツール選定が大切です。

  • 目的に合う機能
  • やり取りを確実にする機能
  • 使いやすさ
  • 外部サービスとの連携性
  • セキュリティ

これらについて、詳しく見ていきましょう。

目的に合う機能

社内SNS選びでは、導入目的に合致した機能を備えているかどうかが最重要ポイントです。ツールの効果的な活用と、費用対効果の最大化につながるためです。

たとえば、業務の情報共有が目的なら「ファイル共有」「タスク管理」といった機能、コミュニケーション活性化が目的なら「会話グループ作成」「Web会議」などの機能が必要になると考えられます。そのほか、アクセスデータ分析機能など「目的達成度の測定機能」も考慮すべきです。中には、早期離職のリスク発見など、高度な分析が可能なツールもあります。

ただし、機能が増えるほどコストも上がる傾向があるため、バランスの取れた選択が求められます。目的に合った機能を備えたツールを選ぶことで、社内SNSの導入効果を最大限に引き出せるでしょう。

やり取りを確実にする機能

コミュニケーションを円滑に行うための機能も、社内SNSにとって重要です。投稿通知機能やダイレクトメッセージ・既読表示などは、メッセージの確実な伝達に役立ちます。

とくに、既読機能は誰が情報を確認したかがわかるため、重要な連絡の周知徹底に効果的です。

また「いいね」機能やメンション機能は、コミュニケーションを活性化させるうえで有効となるでしょう。これらの機能により、社員間の交流が促進され、組織の一体感形成にもつながります。

使いやすさ

ツールの使いやすさは、導入後の活用度に直結します。使いやすさはユーザーの積極的な利用を促し、ツールの効果の最大化が期待できます。直感的でシンプルな操作方法、簡単な投稿画面や精度の高い情報検索機能が求められるでしょう。

また、ITスキルが高くない職場ではシンプルなツールを、高い職場ではカスタマイズ性の高いツールを選ぶなど、社員のITリテラシーレベルに応じたツール選びも大切です。、

外部サービスとの連携性

既存のビジネスツールとの連携性は、業務効率の向上・情報の一元管理に関わる重要な選定基準です。外部サービスとの連携で複数のツールを行き来する手間が省け、生産性の向上に期待できます。

具体的には、以下のものが挙げられます。

  • ビジネスチャットツールやカレンダーアプリとの連携による情報共有・スケジュール管理
  • 外部コンテンツの埋め込みやファイルのアップロード機能

この他にも連携できる機能を考慮して、導入するツールを選びましょう。

セキュリティ

社内SNSでは機密情報のやり取りも行われるため、セキュリティ機能は最も慎重に検討すべきポイントです。情報漏洩防止と信頼性確保のため、強固なセキュリティ機能が不可欠となります。IDやパスワードの管理機能、シングルサインオンや2段階認証などの基本的なセキュリティ機能は必須でしょう。

また、情報セキュリティの国際規格であるISO27001の取得は、ツールの信頼性を示す重要な指標となります。チャットやファイル共有の暗号化や細かなアクセス権限設定なども、情報漏洩防止に効果的です。

おすすめ社内SNSツール

社内SNSツールの選定ポイントを踏まえたおすすめツールをご紹介します。本記事でピックアップしたのは、以下の15ツールです。

  • DocBase
  • Beat Shuffle
  • Talknote
  • Microsoft Viva Engage(旧Yammer)
  • NotePM
  • gamba!
  • nanoty
  • Qiita:Team
  • SKIP
  • Workplace
  • ChatLuck
  • Slack
  • LINE WORKS
  • Chatwork
  • Microsoft Teams

それぞれの特徴や料金プランを解説します。

※記載している料金は、2024年7月時点での月額・税込です。詳細な料金やプラン内容については、公式サイトをご参照ください。

DocBase

DocBase

【DocBaseの特徴】

3つのエディターモードに対応でITスキルの異なる全社員が使用可能。メモ参照機能で1人の知識をチーム全体の知識に変換。ISO 27001(ISMS)認証を取得。シングルサインオン・2段階認証で漏洩リスク軽減。100人規模の組織なら1人あたり月額219円。

DocBaseは、社内コミュニケーションと情報共有を効率化する多機能な社内SNSツールです。主な特徴として、マークダウンとリッチテキストの両方に対応した使いやすいエディター、そのほか社員のメモを簡単に参照できる差し込み機能、複数人での同時編集機能が挙げられます。

セキュリティ面では、ISO27001(ISMS)認証を取得し、シングルサインオンや2段階認証、IPアドレス制限などの機能を備えているのが強みです。また、柔軟な公開範囲設定や編集履歴の管理、既読確認機能なども実装しており、企業内での安全な情報共有が実現可能です。

小規模チームから大規模組織まで対応する柔軟なプランを用意しており、ユーザー数100人の場合、1人あたり月額219円というリーズナブルな価格となっています。30日間の無料トライアルも提供されているため、実際の業務での使用感を確認してから導入を決定できる点も魅力的です。

【DocBaseの費用・料金プラン】

無料トライアル スターター ベーシック レギュラー ビジネス
料金 0円 990円/月 4,950円/月 9,900円/月 21,450円/月
ユーザー数 無制限 3人 10人 30人 100人
ストレージ 無制限 3GB 10GB 30GB 100GB

Beat Shuffle

(引用:Beat Shuffle

【Beat Shuffleの特徴】

使いやすいインターフェースと豊富な管理機能。導入前後の徹底したコンサルティングや運用支援。大手企業から中小企業まで幅広く導入されている信頼性。

Beat Shuffleは、2004年に世界初の社内SNSパッケージ販売を開始した社内コミュニケーションツールです。使いやすいインターフェースや豊富な管理機能、徹底したサポートにデータ分析機能、柔軟なセキュリティ設定が特徴です。

単なるツール導入にとどまらず、企業の課題解決のためのコンサルティングサービスも提供しています。コンセプト策定からKPI設定、運用支援まで一貫したサポートにより、大手企業から中小企業まで幅広く導入され、社内SNSの成功を導いています。ITリテラシーに関わらず誰でも簡単に利用でき、自社のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。

【Beat Shuffleの費用・料金プラン】

ビジネス エンタープライズ
料金 540円/月・1人あたり 1,200円/月・1人あたり
ユーザー数 50人から 1,000人から
ストレージ

Talknote

(引用:Talknote

【Talknoteの特徴】

業務ノウハウを資産として蓄積・共有が可能。コミュニケーションデータを分析し、組織の状態を可視化。14日間の無料トライアル。

Talknoteは、組織のコミュニケーションと情報共有を最適化する社内SNSツールです。フィード型の情報共有により、日々の会話や業務ノウハウを資産として蓄積し、チーム全体で共有できます。

特徴的な機能として、タスク管理やメール連携・スタンプによる感情表現・サンクス機能による称賛の可視化があります。また、コミュニケーションデータを分析し、組織のコンディションをリアルタイムで可視化する「組織スコア」機能も備えているのが特徴です。

導入から運用まで専任担当者がサポートし、データに基づいた組織改善の支援が受けられる点も魅力的です。Talknoteは単なる情報共有ツールではなく、組織力を最大化するプラットフォームとしての活躍に期待できます。

【Talknoteの費用・料金プラン】

要問い合わせ

Microsoft Viva Engage(旧Yammer)

(引用:Microsoft Viva Engage

【Microsoft Viva Engage(旧Yammer)の特徴】

部署や職種を超えたコミュニティ構築が可能。AIを活用した情報検索と会話プロンプト生成機能有。高度な分析機能で社員のエンゲージメントを可視化。

Microsoft Viva Engage は、Microsoft 365 環境に統合された社内SNSツールです。組織内のコミュニケーションを促進させることによる、従業員エンゲージメントの向上を目的としています。主な特徴として、部署や職種を超えたコミュニティ構築・知識共有の促進が挙げられます。

ストーリーライン機能で視覚的な情報共有を可能にし、AIを活用したVivaでの回答機能で効率的な情報検索サポートを可能にしました。高度な分析機能により、組織内のコミュニケーションパターンや従業員のエンゲージメントを可視化にも期待できるツールです。

【Microsoft Viva Engage(旧Yammer)の費用・料金プラン】

Microsoft Viva Microsoft Viva Workplace Analytics
Microsoft Vivaスイート
料金 299円/月・1人あたり 899円/月・1人あたり 1,799円/月・1人あたり
ユーザー数 無制限 無制限 無制限
ストレージ

NotePM

(引用:NotePM

【NotePMの特徴】

タイムラインでチームの活動状況を可視化。1クリックリアクション機能を搭載。柔軟に変更できるアクセス制限でセキュリティ対策も安心。

NotePMは、社内の知識やノウハウを一元管理するナレッジマネジメントツールです。掲示板機能や高機能エディターによる簡単なマニュアル作成、ファイル内容も含めた全文検索、活用状況レポートによる分析が特徴です。

マニュアル作成や社内Wiki・ノウハウ共有など、さまざまな用途に活用でき、共有範囲を柔軟に変更できるアクセス制限やファイル共有機能・コメント・いいね!などのワンクリックリアクション機能も備えています。

【NotePMの費用・料金プラン】

プラン8 プラン15 プラン25 プラン50 プラン100 プラン200~
料金 4,800円/月 9,000円/月 15,000円/月 30,000円/月 60,000円/月 120,000円/月
ユーザー数 8人まで 15人まで 25人まで 50人まで 100人まで 200人まで
ストレージ 80GB 150GB 250GB 500GB 1TB 2TB

gamba!

(引用:gamba!

【gamba!の特徴】

日報をベースにした社内SNS型日報アプリ。日報にいいねで承認・即時コメント可能で情報共有の活発化が可能に。日報を通じてやりとりするため数字への意識を向上。

gamba!(ガンバ)は、日報管理を基盤とした社内SNS型のクラウドサービスです。主な特徴として、スマートフォンとPCで利用可能な使いやすいインターフェースであることや、「日報×SNS」の仕組みを採用していることが挙げられます。

日報に対していいねで承認・コメントで即時返答が行えることから、情報共有の活発化に期待できます。社員同士の活動状況を参考にできるため、活動効率のUPも実現可能です。

【gamba!の費用・料金プラン】

シンプル1プラン
料金 816円/月・1人あたり
ユーザー数 5人から
ストレージ

nanoty

(引用:nanoty

【nanotyの特徴】

「業務の見える化」ができる日報システム。コミュニティ記事の投稿が可能。クリック一つで感謝の気持ちを伝えるサンクスポイントを導入。

nanoty(ナノティ)は、業務改善と社内コミュニケーション活性化を目的とした共有型クラウド日報システムです。19年の運用実績と2,000社以上の導入実績を持ち、日報を通じて組織の課題解決をサポートします。

主な特徴として、日報の共有機能や業務時間の集計・分析機能、さらに「いいね!」やコメント機能によるフィードバック・サンクスポイント機能などがあります。Google/Microsoft連携やAI分析レポートなどの便利な機能も搭載しており、社員の業務効率化を支援し、組織全体の生産性向上と社内コミュニケーションの活性化を実現できるのが魅力です。

【nanotyの費用・料金プラン】

スモールプラン ミディアムプラン ラージプラン
料金 13,200円/月 28,600円/月 55,000円/月
ユーザー数 20人 50人 100人
ストレージ

Qiita:Team

(引用:Qiita:Team

【Qiita:Teamの特徴】

誰でも簡単に読みやすい記事を書ける。外部サービスとの連携が可能。シンプルな操作感で継続的な利用を実現可能。

Qiita:Teamはエンジニアコミュニティ「Qiita」が運営する、社内向け情報共有サービスです。誰でも「簡単」に読みやすい記事が書けるうえ、シンプルな操作画面だから読みたい記事が見つけやすいのが特徴です。

外部サービスとの連携も可能で、新しい記事やコメントが書き込まれた際にはすぐに気づけます。リアクションやコメントで記事に関する議論・フィードバックを行えるため、コミュニケーションの活性化を実現します。

【Qiita:Teamの費用・料金プラン】

Personal Micro Small Medium Large Extra
料金 500円/月 1,520/月 4,900/月 7,050/月 15,300/月 15,300~
ユーザー数 1人 3人まで 7人まで 10人まで 17人まで 人数制限なし
ストレージ 30GB 30GB 30GB 30GB 30GB 30GB

SKIP

(引用:SKIP

【SKIPの特徴】

ITリテラシーに関わらず誰でもすぐ使える操作感。ファイル添付のみでノウハウ共有が実現。充実の運営サポート機能。

SKIPは、成功率90%を掲げる大企業向けの社内SNSサービスです。すぐに使い始められるSaaSと自社サーバに構築できる社内構築の2種類のサービスを展開しており、企業ごとの特性に合わせて導入できます。

導入に関する無料相談から導入支援までワンストップで行い、社内SNSの定着化を目指してSKIPのコンサルタントが運営をサポートします。モバイル対応やウィルスチェックなどのオプションもつけられるため、自社がほしい機能が手に入るでしょう。

【SKIPの費用・料金プラン】

料金 10万円 20万円 30万円 35万円 45万円 60万円 70万円 80万円 以降は見積もり
ユーザー数 200人まで 500人まで 1,000人まで 2,000人まで 3,000人まで 4,000人まで 5,000人まで 6,000人まで 以降は見積もり
ストレージ

※初期費用・導入支援費用は別途

Workplace

(引用:Workplace

【Workplaceの特徴】

オールインワンのビジネスコミュニケーションプラットフォーム。投稿の多言語化が可能。データを活用した施策の効果測定が可能。

Workplaceは、InstagramやFacebookで有人なMetaが提供しているツールです。ビジネスコミュニケーションや社員エンゲージメントの向上、社員同士のつながり強化といった目的を掲げています。

グループ内での情報発信や必ず目をとおしてほしい社内情報などを素早く届けたり、気軽なメッセージを送れたりといったコミュニケーションが可能です。

データによるビジネスコミュニケーション施策の効果測定も可能なため、社内SNSを浸透させたいといった希望も叶えやすいツールでしょう。

なお、2025年8月31日をもってサービス終了が決定しています。後継ツールが出るか否かも含め、検討材料として考慮してください。

【Workplaceの費用・料金プラン】

Core Plan
料金 $4/月・一人あたり
ユーザー数
ストレージ

ChatLuck

(引用:ChatLuck

【ChatLuckの特徴】

大規模・オンプレミス導入に対応可能。社内外すべてのユーザーを自社で管理可能。強固なセキュリティを実現。

ChatLuckは、効率的な社内コミュニケーションを実現する多機能なSNSツールです。PCとスマートフォンに対応し、テキストチャットや音声・ビデオ通話、ファイル共有機能を提供します。

コメントとメンション機能でグループチャットを整理し「ゲストユーザー」機能で外部連携も可能です。高度なセキュリティ機能を備え、ネットワーク分離環境にも対応します。

グループウェア「desknet’s NEO」との連携やオンプレミス版の提供で、組織のニーズにも柔軟に対応できます。ChatLuckは、生産性向上と多様な働き方の実現をサポートするツールです。

【ChatLuckの費用・料金プラン】

クラウド版 パッケージ版(ユーザーライセンス) パッケージ版(ルームライセンス)
料金 330円/月・一人あたり 396,000円/初期費用0円/1年目79,200円/2年目以降の年額 165,000円/10ルームまで0円/1年目33,000円/2年目以降の年額
ユーザー数 5~数千人 100人~数万人 1,000人まで
ストレージ 契約ユーザー数×1GB 制限なし 制限なし

Slack

(引用:Slack

【Slackの特徴】

コメント+メンションで複数の話題の同時進行も可能。リアクション機能で素早く反応を送信。音声・ビデオミーティング機能を搭載。

Slackは、ビジネス用チームチャットです。自然な会話形式でやりとりを進められるため、スムーズなチームワークを実現できます。チャットはSlack内のチャンネルで行われ、メッセージのほかファイルを送信することも可能です。

デスクトップだけでなくスマートフォン・タブレットといったデバイスでもやりとりでき、会話の流れを止めることなくコミュニケーションを続けられます。

【Slackの費用・料金プラン】

プロ ビジネスプラス Enterprise Grid 
料金 925円/年払い月額・1人あたり 1,600円/年払い月額・1人あたり 要見積もり
ユーザー数
ストレージ

LINE WORKS

(引用:LINE WORKS

【LINE WORKSの特徴】

LINEと連携できるビジネスチャット。SOC2およびSOC3認証報告書を取得。効率化・コミュニケーションに必要な機能が1つのアプリに集約。

LINE WORKSはLINEの使いやすさをそのままに、仕事で使えるビジネスチャットツールです。チャット形式のトークだけでなく、掲示板やカレンダー・タスク管理・アンケート機能などを兼ね備え、業務に必要な機能を1つのアプリに集約しています。

さらに、他社サービスとの連携やBotの活用で業務プロセスの効率化が可能です。高度なセキュリティと24時間365日のモニタリング体制で、安全なサービス運用を実現しているため、安心して利用できます。LINEの使い勝手と充実した機能で、導入後すぐに活用できる社内SNSツールです。

【LINE WORKSの費用・料金プラン】

フリー スタンダード アドバンスト
料金 0円 450円/年払い月額・1人あたり 800円/年払い月額・1人あたり
ユーザー数 30人まで 無制限 無制限
ストレージ 5GB 1TB 100TB

Chatwork

(引用:Chatwork

【Chatworkの特徴】

充実した基本機能。直感的に使いやすい操作性。社内外のコミュニケーション活性化を実現。

Chatworkは、国内利用者数No.1の業務用チャットツールです。シンプルで使いやすい機能が特徴で、チャットやビデオ・音声通話、タスク管理・ファイル管理などの基本機能を直感的に操作できます。

社内はもちろん、取引先とも簡単につながることができ情報共有をスムーズに行えるため、社内外のコミュニケーションを活性化できるでしょう。

セキュリティ面では、国際的な規格を取得し、データの暗号化や厳重な保管を行っています。さらに、他サービスとの連携により業務効率を高めるボット機能や通知の集約が可能です。シンプルな機能と柔軟なカスタマイズ性で、さまざまな業種・規模の企業に対応できる社内SNSツールとして選ばれています。

【Chatworkの費用・料金プラン】

フリー ビジネス エンタープライズ
料金 0円 700円/年払い月額・1人あたり 1,200円/年払い月額・1人あたり
ユーザー数 100人まで 無制限 無制限
ストレージ 5GB/組織 10GB/1ユーザー 10GB/1ユーザー

Microsoft Teams

(引用:Microsoft Teams

【Microsoft Teamsの特徴】

会議・通話・共同作業などひとつのツールで完結。Microsoft CopilotによるAI支援機能を搭載。ニーズに合わせさまざまなプランを展開。

Microsoft Teamsは、ビジネス向けのコミュニケーションと共同作業が可能なプラットフォームです。チャットやビデオ会議・ファイル共有・タスク管理などの機能を1つのアプリに統合し、情報共有とコミュニケーションを促進します。

最新のAI機能であるMicrosoft Copilotを搭載し、プロンプトを活用した意思決定支援や会議の効率化を実現しました。企業規模や業種に応じて柔軟にカスタマイズ可能で、中小企業向けや大企業向けなど、さまざまなニーズに対応するプランを用意しています。

【Microsoft Teamsの費用・料金プラン】

Microsoft Teams Essentials Microsoft 365 Business Basic Microsoft 365 Business Standard
料金 599円//年払い月額・1人あたり 899円/年払い月額・1人あたり 1,874円/年払い月額・1人あたり
ユーザー数 300人 300人
ストレージ 10GB/1ユーザー 1TB/1ユーザー 10GB/1ユーザー

社内SNSの失敗例

社内SNS文化は、社内で定着しない場合があります。社内SNS運用の失敗例として挙げられるのは、以下のとおりです。

  • 強制力がないため投稿しない
  • 常連メンバーしか使わなくなる
  • 上司の叱責で次の投稿がしづらくなる
  • コミュニケーションツールが使い分けられない
  • 興味のない投稿による社内SNS離れ

これらについて、詳しく見ていきましょう。

強制力がないため投稿しない

強制力がなく社内SNSへの投稿が積極的に行われないことは、導入の大きな失敗例の一つです。多くの社員が日々の業務に追われ、強制力がないSNSへの投稿は後回しにしてしまいがちです。

とくに慢性的な人材不足に悩まされている業界は、SNSへの投稿に時間を割く余裕がありません。結果として、社内SNSが有効活用されず、導入の目的が達成されないという事態に陥ります。

常連メンバーしか使わなくなる

社内SNSの利用が一部のメンバーに偏ってしまうことも、よくある失敗例です。活発に投稿する少数の社員によってコミュニティが形成され、ほかの社員が参加しづらくなるためだと考えられます。

たとえば、特定の部署や趣味を共有する社員グループだけが頻繁に投稿し、その他の社員が疎外感を覚えてしまうといったケースがあるでしょう。この状況では、SNSに馴染みのない社員や新入社員が参加するハードルが高くなり、SNSの利用者が固定化されてしまいかねません。

さらに、この偏りが進むと、社内SNSが一部の「SNS好き」な社員の趣味の延長になってしまう危険性があります。

上司の叱責で次の投稿がしづらくなる

社内SNS上での上司による叱責は、SNS全体の活性化を阻害する要因となります。叱責された社員だけでなく、それを目撃したほかの社員も萎縮してしまうためです。

たとえば、ある社員の提案や意見に対して上司が厳しく批判すると、社員全体が自由な発言を躊躇するようになるでしょう。SNSの利用頻度が急激に低下してしまいかねません。また、社内SNSでの発言が人事評価に影響するのではないかという懸念から、とくに上司と意見が異なる場合には投稿を控えるようになることも考えられるでしょう。

コミュニケーションツールが使い分けられない

既存のコミュニケーションツールがある状態で社内SNSを導入すると、ツールの使い分けが適切に行われず混乱が生じる場合があります。これは、各ツールの用途や目的が明確に定義されていないことが原因です。

たとえば、ビジネスチャットやメール・社内SNSなど複数のツールが並存する環境では、社員がどの情報をどのツールで共有すべきか判断に迷います。結果として、重要な情報が適切なツールで共有されなかったり、同じ情報が複数のツールに重複して投稿されたりする事態が発生します。情報の分散や探索の手間を増大させ、むしろ生産性を低下させる要因となりかねません。

興味のない投稿による社内SNS離れ

社内SNSに業務と無関係な投稿や特定の趣味に関する投稿が増えすぎると、多くの社員がSNSから離れてしまう可能性があります。自分にとって興味のない情報が大量に流れることで、SNSの閲覧自体が苦痛になるためです。

たとえば、特定の部活動の報告や、一部の社員による趣味の話題が頻繁に投稿されると、それらに興味のない社員は次第にSNSを見なくなってしまいかねません。結果として、社内SNS全体の活性度が低下し、導入の目的が達成されなくなります。

社内SNSを成功させるポイント

社内SNSの導入を成功させるためには、以下の6つのポイントに注意を払う必要があります。

  • 社内SNSの導入目的の明確化
  • 運用ルールの設定と管理
  • 気軽に発信できる雰囲気づくり
  • ネガティブな内容の禁止
  • 社内SNSを強制しない
  • 小規模な運用でスタート

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

社内SNSの導入目的の明確化

社内SNSを成功させる最初のステップは、導入目的を明確に定義することです。ツールの選択や運用方針の決定に直接影響を与えるため、極めて重要なポイントです。

明確な目的があれば、従業員に対して求める行動も具体的に示せます。また、目的に応じて最適な社内SNSサービスの選択も可能です。導入目的を「社内SNS導入企画書」などの形でドキュメント化し、関係者間で共有することで、より効果的な導入と運用が可能になります。

運用ルールの設定と管理

社内SNSの成功には、適切な運用ルールの設定と管理が欠かせません。ツールの効果的な利用を促進し、潜在的な問題を予防するためです。

具体的なルールとしては、以下が代表的です。

  • プロフィール設定の義務化
  • 利用時間の制限
  • プライベート利用の禁止
  • リアクションの推奨
  • 定型文の使用禁止 など

これらのルールを事前に定め、周知徹底することで、社内SNSの円滑な導入と運用が可能になるでしょう。ただし、ルールが厳しすぎると社員が萎縮する可能性があるため、柔軟性を持たせることも重要です。

気軽に発信できる雰囲気づくり

社内SNSの活性化には、誰もが気軽に発信できる雰囲気づくりが重要です。これは、活発な情報交換と多くの社員の参加を促すためです。

具体的には、役員や上司など管理職からの積極的な投稿、若手従業員の投稿へのリアクション、多様な内容の投稿の奨励などが挙げられます。投稿する人が特定の個人や部署に偏らないよう、定期的に全社員に投稿を促すキャンペーンを実施するのも効果的です。

このような取り組みにより、社内SNSが形骸化することなく、活発なコミュニケーションの場として機能するようになるでしょう。

ネガティブな内容の禁止

社内SNSの健全な運用のためには、ネガティブな内容の投稿の禁止が重要です。これは、職場の雰囲気悪化や従業員のモチベーション低下を防ぐためです。

具体的には、叱責や従業員同士の悪口、個人攻撃的な内容などは禁止すべき事項だといえます。ルールを定め事前に周知することで、ポジティブで建設的な議論の場としての社内SNSの維持が可能です。

社内SNSを強制しない

社内SNSの効果的な運用には、利用を強制しないことが重要です。従業員のストレスを軽減し、自発的な参加を促すためです。

社内SNSは「いつでも・どこでも」利用可能なツールも多いため、仕事とプライベートの境界線が曖昧になる危険性があります。業務時間外の頻繁な投稿や確認が求められると、従業員のワークライフバランスが崩れ、ストレスの原因となる可能性があるでしょう。個人情報の共有に敏感な従業員にとっては、SNSの利用自体が負担にもなりかねません。

そのため、社内SNSの強制は避け、自主的な参加を促す運用方針を検討すべきだといえるでしょう。

小規模な運用でスタート

社内SNSの導入を成功させるには、小規模な運用でのスタートが効果的です。リスクを最小限に抑えながら、運用ノウハウを蓄積するためです。

特定の部署や小規模なプロジェクトチームなど、限定された範囲で試験的に導入することが望ましいでしょう。段階的な導入により、従業員のSNSリテラシーも徐々に向上させることができ、結果として全社的な活用の成功につながります。

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監修

DocBase編集部
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